FC2ブログ
表ブログでは言えない五十路びんぼーおひとり様の心のつぶやき
2018年12月07日 (金) | 編集 |
スポンサードリンク


父が亡くなる前は、もし父が亡くなったら自分がどれほど取り乱すのか想像できなかった。


臨終の際にはTVドラマのように泣き叫ぶのだろうか?

それとも足がガクガクで歩けなくなるのだろうか

そうしたら車で実家へいくなんて無理だなぁ


そんな風に考えていたのだけれど、意外と冷静に対応していたように思う。


遠方のことを考え、病院から従兄弟たちに亡くなった事を伝え、日程が決まったら改めて連絡すると電話を掛けた。

職場にも同じように連絡をし、1週間お休みを頂く旨を伝えた。

もちろん弟にも。


それでもあちこち連絡をしながら、肝心要の葬儀屋さんに連絡をすることをすっかり忘れ、看護師さんから言われるまで気がつかなかったところを見るとやっぱり動揺していたんだと思う。

処置がほぼ終わってから葬儀屋に連絡した為、父を実家へ連れて帰るのに1時間ほどロスがでたが、その間、アパートに戻って喪服や着替えなど実家で過ごす為の準備をしたり、食べそこねた豚汁を冷蔵庫へ入れたり、洗いものをしたりして少し片づけをして、コンビニでコーヒーを買って再び病院へ向かった。

ほどなく葬儀屋さんが来たので、看護師さんにお礼を言い、父を乗せた車と併走するように実家へ向かった。

驚くほどいつもと変わらずに運転していた。

10年前に父が倒れた時や、その後に父が吐しゃ物を詰まらせ窒息し、呼び出された時はアクセルを踏む足がガクガクしたのを覚えているが、まったくそうした感覚は無い。


日中なら鍵を預けたお向かいさんに連絡しようと思ったが、夜も更けていたのでしなかった。

真っ暗の中、ブレーカーを入れ、出しっぱなしになっていたものを片付けてから押し入れから布団をだして、父を寝かせた。

葬儀屋さんもいたし、結構ひとりでもなんとかなるものだ。


おかえりなさい、お父さん

やっとお家に帰ってこれたよ。

今晩は一緒に寝ようね。


そう頬をなでるとまだまだ温かく、肌の色も生前と変わらない。


正直、死んだようには思えなかった。

だけどどんなにさすっても話しかけても動いてはくれない。


薄明りの電灯の中、蝋燭とお線香を灯しながら、添い寝をした。


-------------------------------------------------------------------------------

スポンサードリンク



--------------------------------------------------------------------------------


にほんブログ村

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック